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晴れるといいね♪

ARAYO店長で2児の父・シゲがお送りする子育て日記です。


ぐ・ぐれてやる〜・・・。


ご出産間近のお客様から書き込みを頂きまして、
久しぶりに子供達が生まれた頃の事を思い出しました。

我々男と言う種は情けない物なんです。
妊娠・出産では何の役にも立ちません。
女性は10ヶ月かけて、徐々に心も体もお母さんになっていきます。
毎日毎日、お腹の中のお子さんと接していて、
子供が生まれる時には、もう立派なお母さんです。
ところが男は、いきなりお父さんになるのです。

私の場合は病院で看護師さんから、
「はい、お父さん。元気な男の子さんですよ。」
と手渡された時にはじめて、父親になった気がします。
その時のなんとも表現しようがない感情。
「え、えーと、えーと。」と言う感じの空白の時間がありました。
きっと、その時間は、はじめて間近に見る、生まれたての赤ん坊を、
そのしわくちゃで猿のような赤みがかった奇妙な生き物(←うちの場合です/笑)を、
ごく自然に、しかも心から、世界中で1番可愛く、愛しいと
思えるようになるスイッチが、心の中でONになるための時間なんだと思います。

妊娠中にお腹の中で手足を突っ張る子供を、お腹の上から触ったりします。
形の変わるまっちゃんのお腹をみたり、
実際に触ってみたりすると、間違えなく感動しました。
それから、つわりと戦うまっちゃんを見たりします。
本当に代わってあげたいとも思いました。
でも、その時には本当の意味での父親にはなっていないのです。

分娩室の廊下でまっちゃんと子供の無事を祈っている時でも、
どこか現実ではないような、何か他人事のような、
まるでドラマの主人公になっているような、
そして、そんな自分によっている自分がいます。

弁解するようですが、もちろん、頭ではわかっていますし、
それなりの覚悟(?)も出来ています。
でも、それは頭で解っていることで、心で解っている訳ではないのです。
やはり、男は実際にわが子を抱いた瞬間に、父親になるのだと思います。

ですから、これからお父さんになる方。
出産の際は出来る事ならそばにいましょう。
ただでさえ、我々は出遅れているのですから!!!
お母さんには10ヶ月のアドバンテージが、
そして、それは単に10ヶ月という時間だけでなく、
われわれ男が一生かけても追いつく事の出来ない、
ものすごく内容の濃い10ヶ月があるのですから。。。

幸いな事に私は2人とも、生まれてからすぐに分娩室で会っています。
彼らが世に出てから、30分も経たないうちに、この手に抱いています。
そして、2人とも生まれてから1時間たたないうちに私にチューされています。
彼らのファーストキスの相手はまっちゃんではなく、この わ・た・し!


追伸。
まわりの人間にこの話しをすると、
「将来その事を知ったら、きっと2人ともグレるね。」とか、
「私だったら絶対に絶えられない。」とか言います。



  

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