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晴れるといいね♪

ARAYO店長で2児の父・シゲがお送りする子育て日記です。


何も思いつかない・・・。


そこで、閑話休題。
小学生の算数の問題です。
2分の1÷3分の1は、いくつでしょう。
答えは2分の3(1.5)。
ですよね。

分数の割り算は分子と分母を逆にして、、、と機械的に教わりました。
そして、それを、忠実に守って生きてきました。

じゃぁ、なんで、2分の1÷3分の1は2分の3なの?
そもそも、2分の1÷3分の1ってどういう意味なの?
本当に数学的センスのある子はそう思うのです。
ところが、大人は誰もそれに答えられない。
そして、
「理屈は言いから、分子と分母を逆にしてかけなさい。」と、教えます。

もちろん、圧倒的多数の子供達はそれを受け入れ、
私のように、何の疑問も持たず、機械的に計算していきます。
そして、数学の問題を解いた気になって、
「自分は算数が得意なんだぜ。」と錯覚します。
ところが、本当に数学的センスを持つ者は、
「なんでなんだろう。」という疑問から抜け出せず、
「自分は算数が出来ないんだ。」と、錯覚します。
かわいそうに。

がんばれ!
算数の苦手な子供たち。
分からないのは、君だけじゃない。
大人は本当は誰も分数の割り算が分かっていないんだから、
君が分からなくたって当たり前なんだよ。
それどころか、分からない事を分からないって言える君は
本当は、数学的センスの持ち主かも知れないんだよ。

ちなみに私に、実は分数の割り算を分かっていないという事に、
気付かせてくれたのは大学の数学の先生でした。
目からうろこが落ちる思いだったのを今でも思い出します。
それ以来、「数学って面白いじゃん」と思えるようになりました。
遅いって。もっと早く知っていたかったよ。
良い先生との出会いは大事ですよね。


追伸。
それでは退屈な話にここまでお付き合いいただいた方に、そっと、お教えします。
2分の1÷3分の1は、
「2分の1って3分の1の何倍なの?」という事を聞いているわけです。
どういう事かというと、

その日、野村家には羊羹が1本あり、
シゲチャンとまっちゃんが2人で食べようとしていました。
当然、仲良しの2人は半分こ(2分の1)しようとしました。
ところが、そこへちょうど太郎君が遊びにきました。
そこで、みんなは羊羹を3分の1に分けて食べました。
ニコニコ笑っていたシゲチャンですが、心の中で、
「太郎が来たから、1人分が3分の1になっちゃたよ。
太郎さえ来なければ、2分の1食べられたのに。
えーと、2分の1÷3分の1は2分の3だから、
つまり、ヤツさえ来なければ1.5倍たべられたのに〜」と思っていたのでした。



  

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