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晴れるといいね♪

ARAYO店長で2児の父・シゲがお送りする子育て日記です。


お父さんのための・・・。


先週、子供の発達の仕組みをご存知ですか?と書きましたら、
あるお父さんから、「どんな仕組みなんだ?」と、メールをいただきました。

そうなんです。お母さんは結構、妊娠時期を通して、
母親学級などで、勉強するんですよね。
で、そのことは我々男には隠しておいて、子供に、
「ほら、お前達の気持ちを本当に解るのはママだけでしょう。」と言います。
すると、子供は泣きながら、「ママ!」と、お母さんの胸に飛び込んでいきます。
これで、子供は完璧にママのものです。

もちろん、我々男も勉強すれば良いのに、
お母さんに任せっぱなしだったのもいけないんですけどね。
そこで、今回はお父さんのための子供発達講座です。

まず、子供の発達には2つの側面があります。
1つは身体の発達と、もう1つは知能の発達(精神の発達)です。
この2つの発達が絡み合って総合的な発達になります。

はじめに、身体の発達ですが、これにも2つの側面があります。
1つは体の運動機能の発達と、もう1つは感覚の発達です。

運動機能の発達は目に見える物なので、結構気にとめますよね。
昔から「這えばたて、たてば歩めの親心」と言います。
一般的な発達の段階の目安は母子手帳などに詳しく書いてありますので、
お父さんもぜひ、読んでください。(ただし、あくまでも一般的目安である事をお忘れなく!)
もう1つの感覚の発達についてですが、いわゆる五感というヤツで、
味覚・嗅覚・触覚(皮膚感覚)・視覚・聴覚があります。
そのうち味覚・嗅覚・触覚は、生まれた時にほぼ出来上がっているのですが、
視覚・聴覚に付いては、生まれてから徐々に出来上がっていきます。
身体の発達は、生きていれば自然に発達していく面が強いのです。

では、知能の発達についてはどうでしょうか。
そもそも、知能の発達とは具体的に何をさすかというと、
実は脳細胞の髄鞘化(ずいしょうか)をさします。
格好をつけていいましたが、要するに脳細胞同士が神経で結ばれる事で、
一般に結びつきが多いほど良いとされています。

では、どうすれば、乳幼児期に知能の発達を促す事ができるのでしょうか?
児童心理学では、運動と感覚を連携させて、
外界に働きかけること(協応といいます)により、促されるといいます。

ひらたく言えば、
ガラガラをつまみあげ振ってみる(運動)と音がしますよね。
つまり、自分が行った運動により、聴覚(感覚)が刺激されたのです。
そうすると、振るという脳細胞と、音が聞こえるという脳細胞同士が、
一本の脳神経でつながるわけです。
子供にしてみれば「あ、これって振るとなるんだ」というかんじですね。
さらに、すすんで違う振り方(例えば、放りなげる等)をすると、
ガラガラは違う鳴り方をして、脳細胞も違うつながり方をするわけです。
「へー、投げると、こんな音もでるんだ」というかんじでしょうか。
こうして知能は発達していきます。

ポイントは子供が、自分から働きかけること(運動する事)です。
だから、この時期のおもちゃは電池で動くおもちゃではなく、
できれば子供が自分で動かす物をお与え下さい。
子供の発達は連続しています。
運動能力と感覚が、つまり身体が発達すれば、知能の発達がうながされ、
知能の発達が進めば、さらなる体の使い方がうながされるのです。
そして、それが、とりもなおさず、子供の発達の仕組みに他なりません。


追伸。
子供の発達は色々な人が色々な段階わけをしています。
今回の考え方はピアジュと言う人の考え方が基本になっています。
ただ、それらの分け方はあくまで便宜上の物に過ぎません。
これだけは、忘れないで下さい。
発達の段階は1人1人違うのです。
早い遅いはありますが、子供達は、1人1人、着実に成長しています。



  

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