ピアノ発表会・・・。

晴れるといいね♪

ＡＲＡＹＯ店長で2児の父・シゲがお送りする子育て日記です。

ピアノ発表会・・・。

先週の日記に
「発表会前なのに子供達が普段と変らなく頼もしい。」と書きました。
ところが、それを書いた日（金曜日）の夜から、
きょうかが、「発表会やらない」と言い出しました。(笑)

その日、まっちゃんときょうかが一緒にお風呂に入っていました。
いつもなら、先にきょうかが出てきて私を呼んで体を拭くのですが、
その日はまっちゃんが先に上がってきました。
全身から怒りのオーラがにじみ出ています。
和やかだった野村家に、一瞬にして緊張が走りました。
続いて、きょうかが上がってきます。
きょうかは「なんでもないよ。」みたいな平気な顔をしていますが、
お風呂という密室の空間で、２人の間に何かあったのは明らかでした。

当然、ピンと来ます。
だって、その時期で、まっちゃんからこんなに怒りのオーラが出るのは
発表会以外のことではありえませんからね。
案の定、
「私は発表会でない。」と言います。
「なんで？」
「はずかしいの！！！」
こらえていた涙がみるみる目に浮かんできて、ついに、爆発しました。

彼女は間違いなく、ナーバスになっていたんですね。
練習していなくて、曲が弾けないのをヤバイと思っていて、
ストレスをためていたのですね。
それが解らなかったのは、お恥ずかしい限りです。

自分の時の事を思い出しました。
一生懸命に練習していたのに不安だった事を。
まして、全然練習していなかったきょうかが、不安にならないはずないですよね。

こんな時、私は子供達を思いっきり泣かせます。
このときもご近所迷惑をかえりみず、大泣きさせました。
何回か波がきます。
もう泣き止むかな、と思うと、また大泣き。
その繰り返しです。

そんなきょうかにじっくり付き合いました。
「やって、出来ないのは恥ずかしくない。
どうせ出来ないからと、やらないで逃げるのが恥ずかしいんだよ。」と
抱っこして言い聞かせながら。（←自分に酔っていました。/爆）
泣き終わるのに、たっぷり２時間かかりました。
人間たっぷり泣きを入れると、スッキリする物です。
きょうかも最後はにっこり笑って眠りにつきました。

翌日の土曜日、朝から夫婦の間に微妙な緊張感が走ります。
きょうかが、また、「やらない」と言い出さないかと。。。
まるで腫れ物に触るかのように、きょうかを刺激しないようにしていました。
「今日を乗り切れぇ。明日になってしまえば。。」
祈るような気持ちでしたが、土曜日はあっけないほど、難なく乗り切れました。
ピアノの練習もしっかりやって。

いよいよ、当日の日曜日。
朝も普段と変りません。
「あーよかった。やっぱり、俺のやり方でよかったんだ」（←心の声）
そして、ガッシュ（←テレビアニメ）を見終わり、出発の時間となりました。
「さぁ、出かけるからこれをきて」と、本番用の服を出した途端、
「やっぱり、やらないぃぃぃー」と始まりました。

幸いにも、このときは小爆発ですみ、
それもすぐに収まって、なんとか会場につく事が出来ました。
が、ここからも、うじうじうじうじ、やる、やらないの繰り返し。
お義母さんからも、ついに、
「そんなに嫌ならやらないでもいいわよ」という言葉が、飛び出してしまいました。
そっ・そんな。今までの苦労が水の泡か。。。

そんな野村家の大ピンチを救ってくれたのは、きょうかの友達の○○ちゃんでした。
「きょうか、ピアノばあばにやるって言ってきた」
「ほんと？それでこそ、きょうかだ」
「だって、○○ちゃんもやるんだもん」

・・・結局、親の気持ちなんかより、友達の存在の方が大きいのね。
と、友人の大切さを改めて思った１日でした。

練習をしていない子供に奇跡が起きるはずもなく、
やっぱり、間違いだらけで発表会は終わりました。
でも、最後まで逃げなかったきょうかの、
演奏を終えたあとの笑顔は、とっても素敵でした。

追伸。
同じ条件であるはずのお兄ちゃんは、度胸が座っているのでしょうか？
ちっとも取り乱すことなく、失敗しても堂々としていました。
しかも、自分の順番がくるまで寝てたし。

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