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晴れるといいね♪

ARAYO店長で2児の父・シゲがお送りする子育て日記です。


おミソ・・・。


昔は「おミソ」制度が、
子供たちの中に存在していました。
学年に関係なく遊ぶ子達には
なくてはならない制度なのだと思います。

能力の劣る子供と遊ぶために考え出された制度で、
時には同学年にも摘要されることがありました。
でも、それは能力の劣る子を排除することなく、
同じ仲間として遊ぶ為の物です。

先日、4年生のともとその友達たちと
幼稚園年長のきょうかが
近所の公園で遊ぶ場面がありました。

どうやって遊ぶのか、とても興味深く見ていました。
その結果ですが、お世辞にもうまく遊べた
というわけには行きませんでした。
きょうかを仲間にいれて遊ぶのに、
自分たちと同じルールを摘要しようとするのです。
まさに遊びなれていないのですね。

たぶん、一人っ子が増えていて、
小さい子と遊ぶ機会がないことが一番の原因でしょう。
が、遊んでいるおもちゃも、
少なからず影響している気がしてなりません。
今のおもちゃはテレビゲームを代表に、
あまりに完成されすぎています。
工夫の余地がなさすぎだと思いませんか?

例えば、輪投げ。
これは、とてもハンデがつけやすいおもちゃです。
大人は遠くから、子供は近くから投げれば、
真剣勝負が楽しめます。
小さい時に、そういった遊びを大人としていれば、
自然と、ハンデを付けてあげることに
思い到るのではないでしょうか。

ハンデを付けてあげることで、
力の劣る子との遊びも真剣勝負になる。
そうすれば、誰と遊ぶのであれ、
その遊びはとても楽しいのですから、
自然に近所の子供達の和が形成され、
一人の子を排除するようなことは
起こりにくくなるのではないでしょうか。

ところが、テレビゲームではハンデのつけようがありません。
できることといえば、手を抜く事でしょう。
その場合には、真剣勝負にはなりえません。
手をぬいた方の満足度は相当落ちる事になります。
すると、力の劣る子との遊びはつまらなくなり、
その子とは遊びたくなくなるのは自然の流れでしょう。
また、ゲームのうまい子は自然とリーダーになりますから、
その子が相当しっかりしていなければ、
子供の排除が起きる可能性が高まります。

ハンデをつけてあげる事と手を抜く事は
似ているようで、全く違うのです。

昔の子供達は、その点、
兄弟はいるは、遊ぶおもちゃも完成されていないはで、
自然に「おミソ」制度を作れたように思えます。


追伸。
近所は年上ばかりで、いっつも「おミソ」でした。



  

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