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晴れるといいね♪

ARAYO店長で2児の父・シゲがお送りする子育て日記です。


刷込・・・。


日本と外国の高校生の意識調査が新聞記事に載っていました。
それによると、
「将来、どんな事をしても親の面倒をみる。」という質問に、
「ハイ」と答えた高校生は、日本の方が、アメリカより低かったそうです。

アメリカはもっと、個人主義で、ドライな人間関係のイージがありましたので、
私はちょっと意外な感じがしました。
日本の若者がアメリカの若者より
親を大事に思っていないのかという問題点も見えてきそうです。
ところが、実際はそうでもないそうです。
海外の国と単純には比較できないのです。
なぜかと言えば、前提となる「面倒をみる」の「面倒」の質が違うからです。

具体的に言えば、日本人は「親の面倒」というと、
親のオムツを替える事までイメージします。
欧米の人には、とても考えられません。
そこまで考えると、まだ、子育てをしていない高校生が
「それはちょっと無理。ありえなーい。」と、考えるのも当然ですよね。
「実際に祖父母と同居している高校生」も、
日本の方が断然多いという結果が出ています。
毎日、身近で高齢者介護の大変さを見ていればなおさらです。

欧米のように、
「施設にいれてそのお金を負担する」という事が
「親の面倒をみる」イメージであれば、
「ハイ」とこたえる日本の高校生は、きっと、もっと増えるのでしょう。

でも、不思議な事に、
「高齢者の面倒は誰がみるべきか。」という質問に、
日本と中国の高校生の70%は「家族」と答えています。

高齢者介護の苦労を知りながら、
それでも、最後は家族が面倒をみるという意識は、
長い年月をかけて日本人の心に植えつけられているのでしょうか。

ただ、子供が親の面倒を見て当然だと言う考え方は、
少しづつ変ってきているようです。
私の母親は、まさに老老介護をした人で、
常々、「私の時は、施設に入れてくれ」といっています。
若かった頃の私は、「言われなくてもそうするよ。」と答えていました。

親の恩なんて物は、子育てをして、
初めて気づく人が多いと思うのです。
少なくとも、私には、
「俺はとっくに親を超えている。」なんて、思いあがっていた時期がありました。

ところが、いまは、まっちゃんには迷惑をかけられないけど、
自分が最後を見るのは、「しょうがないのかなぁ」と、思ったりする事もあります。
一時の気の迷いだといいのですが。。。(笑)


追伸。
ともには、言い聞かせています。
「お前のおねしょの始末をしたのは、お父さんだ。
一晩に2回はあたりまえ。3回した事だってしょっちゅうだった。
でも、お父さんは、その事で、1回だってお前を怒ったことがあるか?
ないだろう。
だからお父さんが年をとって、おねしょするようになっても、
お前は怒っちゃいけないんだぞ。わかったな。」

まだ、おねしょの記憶が子供に残っているうちに、
目一杯、洗脳しておく事をお薦めします。



  

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