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晴れるといいね♪

ARAYO店長で2児の父・シゲがお送りする子育て日記です。


ま・まさか・・・。


親愛なる あらよ君へ

君は信じないかもしれないが、世の中にはとっても変な国があるんだよ。
その変な国の首相は、やはり、とても変でね、ある時、
「民主主義ですからね。多数決にはしたがってもらわないと」と言ったんだ。
どうだい、おかしいだろ?

もちろん、、私達の世界では、「民主主義=多数決」なんて、
変なことを言う奴は1人もいない。
我々の世界では、少数意見の尊重こそが民主主義なんだ。
そんな世界に生きられて嬉しく思うよ。

もし、仮に、民主主義は多数決だなんていう国に
うまれたとしたら、それは、想像を絶する生活になると思うよ。
少数意見を尊重し、良い点はとり入れていこうという姿勢があるからこそ、
民主主義は素晴らしいのだからね。

また、ある時、その変な国の変な首相は、
「ある特定の神社に公人として参拝してはならない」という裁判所の判決にたいして、
「おかしいですねぇ。納得できません。参拝は続けますよ。」と、言い放ったんだ。
信じられるかい?
もちろん、私達の世界では考えられないよ。

私達の世界では、判決に不服だとしたら控訴・上告するんだ。
そうして、自分の意見の正当性を主張するんだ。
でもね、控訴・上告するからといって、今現在でている判決を無視する人いないよ。
ましてや、国中で一番法律を守らなければならない人が、
そんな事を言うはずはないんだ。
当然だろ?
だって、それじゃ、法律ってなんなの?裁判ってなんなの?
という事になっちゃうじゃないか。

それからね、そんな変な国だから、
海外でその国の国民が、戦争に巻き込まれた時に、
「救出にかかった金をよこせ」なんて事をいう、変な政治家までいるんだ。
本当におかしいだろ?

私達の世界では、海外で犯罪に巻きこまれた国民を、
外務省という組織がなんとか救おうとするのは当たり前なんだよ。
だって、それが一番重要な仕事なんだから。
もちろん、寝食を忘れて救出にあたった方々のご苦労にたいして、
我々国民は最大限の敬意をはらっているさ。
でもね、救出にかかった費用を負担しろなんてなんて事は誰も言わないよ。

その変な国の政治家達は、雪山遭難を引き合いにだすんだ。
だけど、君も知っての通り、私達の世界では、雪山を抱える自治体は、
予算案の中に救出にかかる費用をあらかじめ組み込んでいるんだよ。
だから、実際にかかる費用の一部を、救助者に負担してもらう事はあるけれど、
全額請求するなんて事はありえないんだよ。
地方の自治体でさえ、そういった予算組みをしているのだから、
ましてや国が賠償金を請求するわけがないじゃないか。
だいたい損害賠償っていう発想自体変だと思わないか?

私達の住んでいる国は、民主主義国家なんだ。
国民のための国であって、国のための国民ではないんだよ。
あー、ちゃんとした国にすんでいて良かった。
変な首相や変な政治家がいなくて、本当に良かった。

ところで、あらよ君。
君の国ではどうなんだい?
君は、まさか今話したような変な国に住んでいたりはしないよね。
きっと、すばらしい国に住んでいるんだろうね。
今度は君の国の素敵な話を教えてくれたまえ。
楽しみに待っているよ。


追伸。
えっ!?まさか…



  

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