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晴れるといいね♪

ARAYO店長で2児の父・シゲがお送りする子育て日記です。


なんてたって、海!・・・。


さて、先週は夏休みをいただきまして、海三昧の日々を送っていました。
子供が大きくなってからは、毎年、何かしらの生き物と遭遇します。
それはエイだったり、ウツボだったり、ガザミだったりしているのですが、
今年は、まっちゃんが見つけました。

それは、タツノオトシゴでした。

もう、ビックリです。
へー、こんな浅瀬にいるんだ。
水族館でしか見た事なかったです。

家族4人でシュノーケルをつけながら、ぷかぷか浮いている時でした。
突如、頭を海面に出し、
「タツノオトシゴ!タツノオトシゴ!」と、叫び出したまっちゃんでした。
みんなあわててまっちゃんのもとに急ぎました。
水中で指差す先には、確かにタツノオトシゴです。

本能的に捕まえに入りました。
あいにく、今年は網などを用意していませんでしたので、素手での対決です。
身の危険を感じ、右へ左へと逃げ惑うタツノオトシゴを、やっとのことで捕まえました。

・・・なんて、うそです。ごめんなさい。
タツノオトシゴは逃げません。
身動き1つしません。
おい、生き物として、それでいいのか?
それで、自然の厳しい環境をいきのびられるのか?
と、要らぬ心配をしてしまうくらい無抵抗でした。
すっと伸ばした手に、あっけなくつかまるタツノオトシゴ。
君、もうちょっと、考えなきゃだめだぞ。

さて、捕まえた子の写真です。
←クリックすると、大きい写真が見られます。

ところで、帰ってきてから、この子はきょうかの自由研究の課題になりました。
調べてみると、本当に変った生き物でした。

タツノオトシゴって魚の魚類なんですよ。
こんな格好していても、れっきとした魚なんですね。
でも、江戸時代までは、虫の仲間だと思われていたそうです。
なんとなく、納得ですよね。

それから、昔から、安産の象徴だったそうです。
それというのも、ほとんどの魚は卵は生みっぱなしですが、
タツノオトシゴは、保育嚢という袋でタマゴをかえし、
お腹から100〜200の稚魚を放出するのです。
昔の人が安産のお守りにするのも納得ですよね。

と、ここまでなら、フーン、という程度。
でも、やっぱり彼らは一味違いました。

なんと、保育嚢をもっているのはオス!なんです。
本によれば、メスがオスの保育嚢にタマゴを産み付け、
保育嚢のなかでタマゴがかえると、
オスは数時間にわたって生みの苦しみを味わいながら、
1匹ずつ勢い良く水中に送りだすそうです。
捕まえた子は保育嚢がないのでメスのようです。

さて、タツノオトシゴは海馬とも呼ばれています。
次の写真を見てください。
←クリックすると、大きい写真が見られます。
正面からみた顔は、たしかに、馬のように見えなくもあませんよね。

でも、そんな事より、横から見れば格好いいのに、
正面からみた顔のなんと間の抜けていることか。
とても竜の使いには見えません。
タツノオトシゴファンのみなさん!
彼らは間違っても正面から見ない方が良いですよ。

しかし、それにしても、海はいいです。

←クリックすると、大きい写真が見られます。

この写真わかりますか、ものすごい数の小魚の群れです。
写真で捕らえられたのは、そのほんの一部です。
これ、水深1mくらいのところですよ。
こんな光景を、家族4人で、手を繋ぎながら見ていられた事に、
心から感謝しています。

とも、きょうか。
お父さんは君たちと一緒にみたこの海の中を決して、忘れません。
そして、君たちは将来、君たちのパートナーや子供達に、
この海の景色を伝えてあげて下さい。
この自然を守らなければならない事を教えてあげてください。


追伸。
まっちゃんは海がそれほど好きではありませんでした。
それが、今では私より魚探すの上手いし、捕まえるのも上手いし。
父の威厳というものが、、、



  

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